-カザリス
世界に蔓延した意思あるゾンビ達が集い人類と対立する軍団。
エゴール・カベルカ
Yegor Kabelka
享年21歳 178cm
一人称:ボク、我々
二人称:キミ、諸君、貴様
「やぁ、諸君。ボクはエゴール。エゴール=カベルカ。これから我々に屈する事になるキミ達に挨拶するのも如何せんナンセンスとは思うけれど、どうぞ宜しく。それじゃあお休み諸君」
世に蔓延るゾンビを葬る人間の集団「葬儀屋」、それに対抗する勢力としてゾンビたちを率いるリーダー。
道化たような態度でペラペラと減らず口を叩き相手を揶揄うような男。
余裕ぶっているが意外とおっちょこちょい(?)な面もあり、よく転びかけたりもする。
お茶会をこよなく愛し、同胞たちと頻繁にお茶会兼会議を開いている。
リーダーという地位に就いてはいるものの、本人の出自を知るものは限りなく少ない。
実際はリーダーの器ではないものの勘違いからリーダーとなった。
実際リーダーをしているだけあり、それなりの実力はあるものの根は割と小物。でもキレると怖いし普通に強い。怒らせた方が実力出るタイプ。
現在の地位を人間だった頃の地位を比較すると圧倒的に現在に満足している。
なお、武器は傘タイプの仕込み銃。
-グリム
世に蔓延したゾンビを処理する武装組織、葬儀屋。
フレデリク・カッセル
Frederik Cassel
23歳 177cm
一人称:私
二人称:君
「葬儀屋のリーダー補佐をさせていただいております、フレデリク=カッセルと申します。幾らゾンビとは言え、君達の様な言葉の通じる方々と争わなければならないと言うのは心苦しいですね……まぁそうも言ってはいられませんし、この辺りで失礼して君達を倒させていただきますね」
世に蔓延るゾンビを葬る人間の集団「葬儀屋」のリーダー補佐を務める青年。
物腰柔らかで正義や善人らしい言動を取るが、根は独善的な偽善者。
周りの人間に信頼されたいがために上っ面の優しさを振り撒く。
割かし不愛想なリーダーの代わりに仲間たちとコミュニケーションを取る役割をしている事が多い。
武器は剣(とシャベル)。
ネリネ・エンデ
Nerine Ende
14歳 147cm
一人称:僕
二人称:君
「僕はネリネだ。宜しく頼む。ああ、名乗りは要らなかっただろうか。…まぁ良い。折角だから覚えて逝ってくれ、君達を淘汰する者の名だ。…ネリネ=エンデ。葬儀屋、と言えば分かるだろう?」
世に蔓延るゾンビを葬る人間の集団「葬儀屋」に所属する少女。
常に余裕を無くさず、やや芝居がかった台詞回しを好む。
少女らしからぬ安定した気性と正確な武器の腕でそれなりの実力を持つ。
これらは彼女の努力の成果である。
葬儀屋を設立した親組織の創設メンバーの家系。
実際はゾンビを生み出した尻拭いのために創設された葬儀屋に、その娘のネリネが加えられているのは、
エンデ家がこれらの問題の責任を取る一貫であり、ネリネ本人はそうと知らぬまま家には既に見放されている。
本人は組織の目的も知らず、家の名に恥じぬよう、両親にも誰にでも誇れる人間であれと気張っている。
武器は短銃とシャベル。
-カフカ家
四大公爵家(仮)の内、吸血鬼を生み出した家。
アルノシュト・ノヴァーク
Arnost Novak
27歳 179cm
一人称:私
二人称:貴方 (対吸血鬼:貴様)
「おや、こんな所で貴方にお会いするとは。アルノシュトです、ノヴァークの。ええ、お機嫌麗しゅう。…良いお天気で何だか気が抜けてしまいますね。ふふ、良ければご一緒にお茶でも如何です?」
「…ならばこれは誓約だ。違えるようであればブッ殺す。腹に穴開けて手足を1本ずつ削ぎ落とす。爪を剥がす。関節を曲げる。肉を抉り取る。杭は最後だ。苦しんでも死なせない。…良いですね?」
穏やかで優美な雰囲気を纏ったエクソシストの男。
荒廃が進む世界で大衆の拠り所となる宗教団体の重職者の息子。
血の味を知って暴走し、人間に危害を加えるようになった吸血鬼を始末する役割で、この吸血鬼を生み出した家に雇われている。また、一度危害を加えつつも今は害を与えていない、意思の疎通や説得がある程度可能な吸血鬼に対しては、監視も依頼されており、仕事上殺すに殺せない吸血鬼と行動を共にすることにストレスを感じている。
慇懃な口調と所作で優しい言葉を話し、人間には至って優しげで好意的な態度を示す。
一方で人外(人間に危害を加える汚らわしい生き物、人間も場合によっては含まれる)に対しては極端な程に苛烈な態度に打って変わる。ある種の潔癖症とも言える。
人間を尊ぶ一方、それ以外の人間に危害を加えるものに対しては低能な劣等種と認識しており、甚振って殺す事に快感を覚える性質。そのため武器も、肉を斬る感覚が味わえる剣が主体となっている。
根っからのサディストであるが、中途半端に良心があった結果、逆にこのような拗らせた性格になってしまっている。
只でさえ吸血鬼に嫌悪感を抱いているにも関わらず吸血鬼の監視をしているため、(対象の吸血鬼の前のみでだが)人前では見せないような苛烈な態度を取る事が増えている。甚振っても腹が立つ、放置しても笑顔を向けられて腹が立つと言う次第のジレンマを抱えているため、最近はストレス解消に趣味でゾンビ狩り(惨殺)も始めた。
-フラメル家
四大公爵家(仮)の内、不老不死であるホムンクルスを生み出す事に成功した家。
エーギル・ヒュランデル
Egil Hylander
28歳 180cm
一人称:俺
二人称:君
「いやはや、どうも紳士並びに淑女の皆さん。え?誰も居ない?そんな事は些細な事さ。俺はエーギル、研究者さ。残念ながら本当だよ。……半分くらいは恐らく、ね?」
不老不死の研究施設でホムンクルスの担当をしている研究者。とは半ば名ばかりの専ら世話係。と言うのも半分正解だが、実態としては人間の中身に興奮する猟奇的な性癖をホムンクルスの不死耐性実験の担当として施設に利用されている破綻者。
元殺人鬼であり、人体を好奇心だけであらゆる手段で解体出来る点と、非人道的な事に抵抗や嫌悪感が全く無い点で、都合よく拾われてきただけだが、ホムンクルス本人に気に入られてしまったので、人間のゴミなりにそれなりに長く使われている。
にこやかで図太い性格。自らが都合良く使われている事を理解した上でそれを受け入れて全力で楽しんでいる。
辛党。
-【中世区画】ヴィヨスナ
春の名を冠する区画。
ギフト
Gift
外見20代 190cm
一人称:僕
二人称:貴方
青星とだけ呼ばれる事が多い星の青年。青い色の星。
採星趣味(素質ある未熟な星を拾い理想像に合わせて育てる悪趣味な趣味)を持つオークショニア兼有名な出品者。本業は物書き。
美しさを追求する気持ちが全てにおいて原動力なので、その姿が一番美しいと感じれば幼い星を淑女にも娼婦にすらも仕立て上げる。そして磨き上げて満足すると売る。対象は男女問わず美しければ拘りは無い。
一部のマニアの間では青星の育てた星達が人気だが、多くの星達からの青星本人に対する評価はその非道徳さ故にあまり良くはない。
本人はいたって穏やかな口調と性格で、非常に沸点が高く紳士的。
極度の甘党で紅茶に溶け切らない程度の角砂糖を入れていたり、常に金平糖を持ち歩いていたりする。
身長の割に不健康なまでに細く、柳の様である。
現在は商品である人形達の育成はあまりせずに一人の星に熱を入れ上げている。作品として愛する面だけでなく、知らずのうちにどこか独占欲じみた執着を抱いている。
本名、ギースバッハ=アプフェルトフト(Giesbach Apfeltofft)。
アプフェルトフト家の次期当主。物書きの片手間にオークショニアだけでなく、本当は元々の家業である美術品などの交易事業も執り行っている。当主の座には特に拘りは無いが、そういうものなのだとは認識しているため、趣味に全力を注ぐ片手間で家の全てを片付けている優秀な男。
青色の星のかけらの子。闇色のやわらかい髪に、星と同じ色の瞳をもつ。嫌われ者。採星趣味がある。寿命が迫っている橙色の星のかけらの子とは親友。
by星屑の少年少女
フォルフェクス=カルキノス
Forfex Karkinos
外見20代 187cm
一人称:私
二人称:君、お前
蟹座とだけ呼ばれる事の多い星の青年。赤い色の星。一人で仕立屋を営んでいる。
話し掛けられなければ碌に口を開かない程の静かで無口な男だが、口を開けば無遠慮でストレートに話してくる。
面倒事は嫌いで日和見主義。自由で気楽な生活が好ましい。
話し掛けられない場合は相手をじっと観察しているだけの事が多い。
本来は名家であるカルキノスの人間だが末子なのを良いことに出奔し店を構えて自由に暮らしている。
出身については特に隠してもいない。聞かれれば素直に話す。
カルキノス家の星たちは煌めく紅い瞳と他者の身体の悪い部分を認知出来る能力が特徴的であるため医療に携わるものが多いが、蟹座本人はノソフィリア(病症性愛)を拗らせており能力をその対象の観察に利用している。
同時に骨格フェチも拗らせているため仕立屋をしているのはそちらの欲を満たすためでもある。
服はオーダーメイドなので採寸などで骨格フェチを満たしつつ常連客の持病の悪化を楽しんでいたりする。
好きなものは服と病気と骨格、嫌いなものは騒がしさと面倒事と健康。
やや女装じみた服装をしているが、本人曰く好きなものを着ているだけである。ファッションの一環。
青星と友達であり、得意先。
ソムニフェルム=アプフェルトフト
Somniferum Apfeltofft
外見20代 190cm
一人称:私
二人称:貴方
宵星とだけ呼ばれる事の多い星の青年。青い色の星。
美食家を自称するカニバリズムの悪食男。星たちを優しく甘く育て、苦しませずに殺す事で良い肉として処理を行い、美麗で美味な料理を作り食す事が最大の娯楽。曰く、「畜産も屠殺もストレスを与えては味が落ちる、と人類は言っていた。故に私は一輪の花を咲かす様に丁寧に、慎重に、熱心に…愛を注いで育て、それを刈り取る。…美しい一瞬、切り取った命は比ぶべくも無く甘美だ。私は其れを味わいたい。…貴殿方もそうだろう?美食は、欲望は果てを知らないのだから」との言。
青星の従兄弟であり、同じ血を引く者。アプフェルトフト家自体は次期当主は青星であるが、本人は相続についてはあまり気にしていない。が、家のためにはそれなりに働いてはいる。
自分の都合込みではあるが、食星者向けの肉や星自体の売買を行う裏流通ビジネスや、薬物を出回らせたりなど、後ろ暗い仕事を中心に統括しており、これらはアプフェルトフト家の裏家業と言った所に当たる。本人は何とも思っておらず、趣味にさえ熱中できるのであれば気にもならない。仕事は仕事であるし、冷静に的確に片付けている様子。青星に劣らずどちらも優秀な男。
-【近未来区画】ゼメスタン
冬の名の関する区画。
マルガレーテ=アルギュシュランゲ
Margarethe Argyschlange
外見20代 183cm
一人称:俺
二人称:お前、アンタ
夕星とだけ呼ばれる事の多い星の青年。銀の色の星。
一躍ハイファッション専門のトップモデルとしてランウェイを歩いていたが、奔放な性事情をスッパ抜かれスキャンダルになり、転落した。挙げ句その後元々嗜んでいた酒・煙草・女・男に加えて、見事に薬までに手を出してしまう。
このあまりにも最悪なストレートフラッシュは人気転落の余波であり精神的な逃げでもあるが、一方で好きなことをして死ぬなら何かに縛られるよりはマシと言う考えの元であったり、モデルとしての矜持は捨てていないのでメディアの前では変わらず奇抜なファッションで強くあろうとしている面は持ち合わせている。
がしかし、事実、転落以後のドラッグ使用の頻度と性交回数の増加はやや目に余る範囲に踏み込みかけている。
自分の見た目が良い事をわかって利用するタイプであり、良いと思った相手にはすぐ声を掛けて誘い、話に乗ってきた相手を食べてしまう(意味深)毒蛇のようなおにいさん。そのせいもあり(昔は仕事が忙しいためでもあった)、睡眠時間が短いが、元々ショートスリーパーなのか肉体的に問題はそこまで無さそうに見える。
-【東洋区画】ヘルプスト
秋の名の関する区画。
ルベル=クルオル=エヴァグリオス=アンナトラ
Ruber Cruor Euagrios Annatra
外見20代 191cm
一人称:ワタクシ
二人称:アナタ、~クン
鬼星とだけ呼ばれる事の多い星の青年。赤い色の星。
葬祭業で名の知れたアンナトラ家の現当主。…なのだが、家訓の「生者を愛せ」を実行するために自由に出歩き興味のままにバイトをしている。現在は探偵助手としてとある星の元で働いており、料理も掃除も何でもござれな有能な仕事ぶりを発揮している。
家業としては特殊な葬儀や要人の葬儀以外では当主は担当しないため、都合の良い事に時間もそこそこゆとりがある。
慇懃な態度とニヤニヤした顔が胡散臭い男。
赤い星である事以上に強く、異常なまでにヒト(星)を愛している。欲に従い、感情に順じ、快楽に浮かれ、苦悩と共に歩み、いずれは等しく死に至る彼らを、複雑怪奇で多種多様な知的生命体を、誰よりも愛している。
それ故に「面倒ですネェ」と軽口を叩く事も多いが、相応の望みであれば優しく叶えてくれる。
アンナトラ家はカルキノス家の親戚筋の家柄、分家であり、葬祭業としてもカルキノスの病院と密接に関わる事も多い。
アンナトラはカルキノスと似た色の瞳を持つが、赤よりはやや紫寄りであり、また他者の病巣を見抜く能力も持たない。
-【現代区画】アスティウ
夏の名の関する区画。
キース=リヂル=イェオルステル
Kiess Rijl Geolster
外見20代 185cm
一人称:俺
二人称:お前
星の青年。青い色の星。自分が星であると言う自認がやや薄い(興味が無い)。
一見普通のサラリーマンの男だが、些細な事に異常な拘りを持つ奇人かつサイコパス。
静かで冷淡に見えるが、その美意識に関する逆鱗に触れると激昂する二面性がある。
物の配置、清潔さ等に過剰な潔癖さを持っており、それを侵した相手に強い生理的な拒否感を抱くため、
衝動的、しかし合理的に相手を葬る事で、漸く安息を感じて帰路に着く事が出来る。
"自分の物"や"自分のルール"に対する拘りが異常なまでにあるが、長年付き纏われて(?)おり今の同居人(仕方なく)でもある幼馴染だけは怒りの琴線に触れかけても殺す事が出来ない。
本人の自覚こそ薄いが、自分の領域にある物としての認識が強いため、自分の物を自分で壊せない、と言った状態が近いと思われる。(相手の無自覚な洗脳じみた力のお陰でもあるが)
ついでに社内で暴れるに至っていないのも自分の環境を守るためだと思われる。
ラーシュ=クラムストヴォ=カノープス
Laz Klamstvo Canopus
外見20代 185cm
一人称:僕(素)、私(ヴィラン時)
二人称:君(素)、貴様(ヴィラン時)
星の青年。赤い色の星。
それなりの科学系企業の御曹司でありながら、仮面を付けたベタなヴィランを演じて警察と対立している。
ヴィランとしては凶星という名で呼ばれる。
青い衣装も含め、一見して青い星のように振舞うが、仮面の下は愚かなヒトを嫌って嘆き嗤う厭世的な思考故に人間らしい赤い星そのもの。
地頭も良く学もあるが、昔から家庭環境故に他者の悪意や下心を多く見て育ったため、そんな他者と関わる事を避け、友達も作らず、他者を見下す事しか出来なくなってしまった男。故に知恵に反してやや幼稚とも取れる精神を持ち合わせているように思える。
普段は親の会社の手伝いをしており、評価も高く次期社長としての期待もそれなりにはある。
ヒトを直接自らの手に掛けるような犯罪は避ける傾向があり、天誅的なノリで爆弾テロや毒ガステロのような広範囲かつ遠隔からでも行えるようなものを多く起こしている。持ち前の科学系知識がこれらに生かされている模様。
例えば善人や愚かではない者が巻き込まれた事を知れば罪悪感も抱く程度には心があるし、狙って多数の死者まで出すような事はしないが、愚者がうっかり巻き込まれたところで運の悪さを嗤うくらいはするクズさも持ち合わせている。
現代区画における警察とヴィランの構図は実際のところ予定調和で出来ており、大衆にとっての二分間憎悪的なイベントに過ぎない事を理解していても尚、その枠組みの中でヴィランとして振舞い続けているという厄介な立場にいる。(逆に予定調和に収まる範囲で活動しているため排除されずに済んでいる)
ヴィランとして道化を演じ続けるのは、枠組みの中という制限こそあれど、曲解するマスコミや鵜呑みにする大衆、悪の一人も捕まえられない無能な警察といった愚かしい星たちへの皮肉であり、そんなヒトの愚かさを証明するためである。
とは言え、それはそれとして純粋に愚かな大衆の希望をへし折った時の絶望もいつかは見てみたいとは思っており、あわよくば勝ちたいと思ってもいる。
また、一部カルトなどに褒め称えられる事もあるが、これに関しては自らの正当性を認められるような気がするためそこそこ気分が良いとも思っており、承認欲求の捌け口の一部にもなっている側面もある。
白石 嘉六
シライシ カロク
17歳 177cm
一人称:僕
二人称:君
高2の男子高校生。美術特化の彫刻専門。
個性を尊重される校風のため、美術準備室を根城にしていても、授業をサボってもそこまでは怒られない。地頭は良いためテストではさして苦労してはいない。
人間の造形に対して深い関心があり、人間でさえあれば老若男女節操がない。
人体に関心が特化しすぎているので割と会話が通じない。ついでに無駄にポジティブ。
馬鹿ではないので必要な場面ではきちんと的を得た発言も出来る。からかうような言葉遊びもそこそこ楽しむ。その際吐く毒も存外に的を得ている事が多い。
首の後ろと舌と臍にピアスが開いている。